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六ヶ所インターナショナルスクールは、青森県の委託を受けて運営されている「国際学級」です。
本州の最北端、青森県の六ヶ所村に位置し、「※幅広いアプローチ(Broader Approach, BA)活動」のために来日し、六ヶ所村ならびに近郊に居住する外国人研究者・技術者の子弟のために開設されています。
将来、子どもたちが日本から離れた後、世界中のどこにおいても国際人として活躍できるような力を養うため、英語で教育を行っています。
※BA活動は、フランスのカダラッシュを拠点に実施されている核融合エネルギーの早期実現に向けた国際共同プロジェクト「ITER(国際熱核融合実験炉)計画」を
補完する先進的核融合研究開発活動として、日欧共同により実施されている活動です。
学校では、3歳から5歳までの就学前の子どもを対象とする幼少部と、1年生から9年生までの子どもを対象とする初・中等部を提供します。
2008年9月、BA活動のために六ヶ所村に来村する外国人研究者や技術者子弟の教育のため、青森県は国内にあるインターナショナルスクールに運営を委託し、「国際学級」(初・中等部)を開設しました。
2012年7月に児童・生徒の帰国に伴い、一旦活動休止となりましたが、2013年4月には、新しい外国人研究者・技術者の来日に伴い、新たに青森県内に支店を有する企業に国際学級の運営を委託する形で教育活動を再開しました。同年5月からは就学前の児童を対象とした幼少部も新設され、現在に至っています。
RISの幼少部では、クリエイティブ・カリキュラム(The Creative Curriculum™)を使用しています。
『The Creative Curriculum™』は、米国の非常に優れた研究成果に基づき、さまざまなバックグラウンドをもつ子どもたちに対して、それぞれの発達段階に沿った形で、充実した内容の授業を計画・実施することができる包括的なカリキュラムです。
学びに適した質の高い環境作りと、学習を通してのさまざまな探検や発見により、子どもたちの創造力、自信、そして自ら考える力、クリティカル・シンキング能力を向上させます。
カリキュラムは、上述の研究成果をベースとした38個の教育目標と、各年齢に応じた発達・学習内容・英語の習得など10個の領域からなり、それに対応する独自の評価システムを使用しながら授業を進めていきます。
また、聴覚、視覚、触覚を刺激するさまざまな技法を用いながら学習を行うのも大きな特徴です。
初等部ではインターナショナル・プライマリー・カリキュラム(IPC)、また、中等部ではインターナショナル・ミドル・イヤーズ・カリキュラム(IMYC)を使用しています。
『IPC』と『IMYC』は、子どもたちの学習法に関する最先端の研究を基にしており、創造力豊かな国際人の養成を目的としたテーマ型の総合的なカリキュラムです。
これらのカリキュラムは、次の3つの目標の達成を目指しています。
・生徒自ら、世界的な視野を身につけるために必要な知識、スキル及び理解力を身につけること。
・生徒が、国際社会の中で積極的に活躍できるようなパーソナル・スキルを身につけること。
・生徒それぞれが、自らの出身国に対する意識をもち、国際的な志向を醸成すること。
上記の目標は、生徒一人ひとりのニーズに留意し、それぞれに適した教育を受けるために非常に重要な指針となります。
学校コミュニティーの中で、生徒たちは高度な教育プログラムによる指導により、人格形成を行っていくとともに、信頼感を重視し、生涯に渡って学び続けていくための習慣を身につけます。